クラウド・サービスは何故無料で提供されるのか?

コンピュータ産業の歴史

コンピュータ産業の歴史を紐解いてみますと、最初は、メインフレーム・コンピュータの時代でした。この時代は、大企業が何億円もするメインフレーム・システムを、自社の事務処理の生産性向上の為に購入していました。次に、クライアント・サーバー・コンピューティングの時代となって、個人が数十万円でパソコンを購入できる時代となり、中小企業も生産性向上のため、数百万円でPCサーバーによる自社システムを構築できる時代となりました。

進む無料化のトレンド

そして、今はクラウド・コンピューティングにより、企業は自社用のサーバーを持たずとも、コンピュータによるサービスを安く購入できる時代となり、個人はソフトウェアを購入せずとも、インターネット上のサービスを無料で利用できる時代となりました。つまり、コンピュータの世界では、価格が次第に安くなり、無料化の方向へと舵が切られています。それは、需要面からみてみれば当然のことです。誰でも、価格が安い方を好みますから!

広告収入と無料化の仕組み

では、供給面からみるとどうなのでしょうか?なぜ、供給側は無償でクラウド・サービスを提供することができるのでしょうか?それは、無料で民放のテレビ放送を観ることができるのと同じ原理です。つまり、企業がテレビ・コマーシャルを放送することにより、その広告収入がテレビ局に支払われることになります。そして、テレビ・コマーシャルを観た視聴者が、その企業の商品を購入することにより、企業の売上と利益が確保されます。これと同じ事がクラウド・サービスの世界でも起きているということなのです。

オンラインストレージであるクラウドサービスは、インターネット上にファイルやデータを保存しておくことができるので、ネット環境があればどこでもアクセスできるのでとても使いやすくなっています。